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Jan 5 2021

お笑いタレント・アンタッチャブル柴田 英嗣さん-後編-【Style with TIDE vol.2】


The TIDE is turning - 形勢を逆転する -

TIDEを日頃より愛用いただいている方、人生において形勢逆転を果たした方をゲストに招き、その価値観にフォーカスした話を伺う本連載「Style with TIDE」。

第二回は第一回の前編に引き続き、お笑いタレントでお笑いコンビ・アンタッチャブルの柴田 英嗣さんとのトークの後編をお届けする。

TIDEユーザーのお一人でもあり、今や数々のテレビやラジオの番組にて大活躍されエンターテインメントのプロフェッショナルである柴田さんに、ライフスタイルやモノ選びでの価値観、明日の仕事のモチベーションの源泉について軽くお話を伺おうとしたつもりだったが、思いっきり笑わせていただいただけでなく形勢逆転のヒントまで見えてきた。

Index

1.Talk
2.アンタッチャブル柴田さん着用アイテム - ZIPPER WALLET Custom -
3.Profile

Talk

→ 【前編】を読む

—— また、すこし話題を変えてもよろしいですか?TIDEは「潮目を変える」「形勢逆転」がコンセプトのブランドです。形勢逆転のきっかけとして、ゲン担ぎやルーティーンをライフスタイルに取り入れる方もいるかと思いますが、柴田さんは、日頃のライフスタイルでゲン担ぎやルーティーンはありますか?

僕、持ってないんですよ、ゲン担ぎやルーティーンとか。ルーティーンに従ってやって失敗したら、もう二度と使えなくなっちゃうじゃないですか(笑)。右足から靴履いて怪我したら、、もう終わりじゃないですか(笑)。俺はどっちかって言うとゲンかついできている奴に勝ちたい、何のゲンも担いでない俺の方が勝ったみたいな結果を出したい。だからなるべくそういうのには頼らないようにしています。だから自ずと俺の中ではルーティンとかゲン担ぎとかはないの。そういうのに縋(すが)っちゃうと、「これで駄目だったら・・・」って、ネガティブに考えちゃうのよ。やっぱり、仕事に対してはポジティブに入りたいんですよ。ネックになるものが何もないから、俺は自分が生きている中で足を引っ張るものが何もないんですよ。なぜなら、ゲン担ぎもルーティーンも作ってないから自分で。何か特別な考え方かもしれないですけどね、他の人と違うかもしれないけど。

ただ、自分が充実した状態でいるために、常に良い環境にいようとは思いますね。お家にしても友達にしても、それは正しく選択しないといけないなと。環境に良くも悪くも引っ張られることは多いから。家もそう、車もそう、身に付けるモノもそう。少しでも自分が良いと思うモノを持っていたい・・・だから、やはり休日に最高に充実したモノを持って過ごしていたいという気持ちですね。

—— 芸能人の方とプライベートで遊ばれたりするんですか?

あー、全然あるよ。でもスケジュール合わないこともあるから、芸能人じゃない友達と会うことの方が多いかな。

若い時は、先輩とめちゃくちゃ遊んでて、本当に家に帰らなかったもんね。家帰るんくらいだったら公園で寝てるほうがいい、みたいな(笑)。普通に公園で寝てたもんね、金もないし。

だから、東京に来てから家は転々としているんだけど、引っ越し先を選ぶ時は“公園ベース”で考えますよ。良い公園が引っ越し先の隣にあるかないか、それが決め手。

—— そんな引っ越し先の考え方あるんですね(笑)

東京に来て一番初めは荻窪の方に住んでて、そこには近くに神社しかなくて。神社ちょっと怖いのよ。その後、井の頭公園の隣に引っ越ししたら、井の頭公園は明るいし広いし変な人いっぱいいるし(笑)。もうね、深夜とかもうネタの宝庫なんだよ!

—— 公園で見た光景がそのままネタになるのですか(笑)?

なるなる、めちゃくちゃなるよ!酔っ払ってるおじさんもそうだし、信じられないぐらいの回数ヒールで彼氏をぶん殴っている女とか。面白いのよ!あと、めっちゃ狭い小川みたいなのが流れているんだけど、なぜかそこで寝ているサラリーマンとかいるし。公園で見た面白い人間の光景をよくライブで話したりとかして。

—— そのあとも、いろんな公園を転々と?

そうね、だって“公園ベース”だから(笑)。明大前住んでたときは、羽根木公園ってのが近くにあって。今もね、都内の結構大きい公園のすぐ近くに住んでいるからね。公園ベース、本当に間違いないのよ(笑)!散歩もできるし、考え事もできるし、リラックスもできるし。いいですよ、緑に囲まれて!

—— そんな柴田さんにお聞きしたいのですが、今、注目されてる公園とかってありますか?

今住んでいる場所の近くの公園は自分の中では、結構マックスに近いんですよ。もう次に隠居みたいなのを考えてとなるともう公園ベースではなく、山ベース。例えば、葉山とか。あとは島ベース。宮古島とかそういう感じになってくるのよ。もう家の隣に公園とかじゃ物足りなくなってきている 。

まぁ、こういうところに将来住みたいって思いが、今のやる気やバイタリティに繋がってくるのでしょうね。きっと俺が島とか行ったら、ろくに働きもしないし、お金も何もないかもしれないけど、それでも明るく楽しく暮らす・・・そんな夢を叶えるためにこれを使ってるんですよ、「TIDE」のウォレット。

—— 柴田さんが最近新たにチャレンジされたことはありますか?

この歳になるとなかなかないんだよねー。でも、この前50メートルを6秒台で走ってやろうと思って。45歳のお笑い芸人が50メートルを6秒台で駆け抜けたらウケるかなーと思って、一回チャレンジしたんですよ。そしたら・・・肉離れしました(笑)。

—— マジですか(笑)走り始めて何メートル地点で肉離れしたのですか?

20メートル地点です。

—— それは、突然思い立ってのチャレンジですか?

いやいや、とあるテレビ番組の企画。詳細は言えないんだけど。お笑い第7世代とか出る中で、圧倒的スピードで圧倒的一位で駆け抜けたらめっちゃ面白いだろうなと思って。肉離れしたけど、それでも7秒台で走ったんじゃないかなー。圧倒的1位ではあったと思う。肉離れさえなければ、6秒台で駆け抜けてたと思う。

トレーニングをめっちゃして、このTIDEの財布持って走ってたらもっと早く駆け抜けてたかもしれないと思うと、悔しいですよ。結果的には“うず潮”くらいになっちゃったからねー。 

—— チャレンジするときのモチベーションは何ですか?

オフの時の充実が、全てのモチベーションの源泉だから。「あれ、めちゃくちゃ面白かったですね」って周囲からの声。周囲の声は大体世間の声なんで。この周囲からの褒めがモチベーションですよね、僕らって。やっぱ表現者だから。自分の満足度ってみんなの満足度によるものであって、決して自分の達成度だけではない。こういう財布を作って売るときもあると思うのですが、自分的には「この作品ちょっと違うかな」って思ってもめちゃくちゃ売れる時ってあるじゃないですか。

だから僕らもやりたいものがあったとしても、世間が少し違うものを望むのであればそっちに向かって走る。なぜなら、世間の声が一番のバイタリティだから。

プライベートで声かけられるようになったとか、「あれ見て面白かったですよ」って言ってもらったとか。そういう言葉が一番のモチベーション。50メートル走で絶対優勝してやると思ったら、肉離れ起こしちゃう。けど、それを面白がってくれることが一番のモチベーション、本意じゃないけど(笑)。ただ、1回肉離れしちゃうと次もまた肉離れを求められちゃうじゃん。「今回大丈夫なの?太もも」っていうフリがきちゃうじゃん。 でも、そっちを求められたら肉離れするでしょうね(笑)。圧倒的な勝利を求められたら圧倒的に勝つでしょうし。

期待されている方に自分で舵切りをする。絶対それが自分の満足度になると俺は思っているから。

—— 世間が喜ぶもの、期待するものには、積極的にチャレンジするということでしょうか。

仕事ってどれもそうでしょう。もう誰かのためにしかないと思ってるんで。

—— 表現者のモチベーション、とても考えさせられます。私たちTIDEも表現者ですし。

いや、思いっきりそうじゃん!俺たちは形としては残らないけど、TIDEはずっと形に残るじゃん。ずっとあれこれ言われるよ、見る度に良くも悪くも。そっちの方がよっぽど大変だよ!あと、生きてる間に評価されたいよね。俺なんか、みんな知ってる有名画家みたいに亡くなった後に評価されるということを全く羨ましいとは思わないもん。俺らでいうと、生きている間は全然売れなくて、M-1も取れずで面白いと評価されずに、この世からいなくなった後に「実はあの漫才、面白かったよね」って言われても全然嬉しくないよな。

—— これからの表現者や挑戦者へ柴田さんからメッセージをお願いしたいです。

いや、そんな偉そうなこと言えねぇよ(笑)。僕もそうですけど、そもそもお笑い界に挑戦しようと思って入ったわけじゃない。お笑いという仕事には挑戦というよりは、「ずっとお笑いをやっていたい」「お笑いという仕事でなきゃ生きていけないんだから、お前はこれをやっとけよ」くらいの気持ちよ。例えば、徳川八代目に生まれましたみたいなもので、もう徳川の将軍やるしかねぇんだよ。宿命。

僕なんかはずっとお笑いは好きだし、笑いに関しては人より長けてたから、それをやるしかなかったんですよ。ある意味その一族なんだから、その星の下に生まれた者としてお前がそれ背負ってやっていきなさい。そう自分に言い聞かせているイメージですよね。

挑戦がテーマだからとあれもやってこれもやってと・・・そんな肩肘張りながらやるといずれ行き詰まると思う。でも、挑戦ではなく使命だとしたら。良い世の中にしなくちゃいけないという使命で生まれた徳川八代目も、当然途中失敗もしたりみんなに馬鹿にされたりもするんだけど「でも俺、徳川八代目だからなこれやるしか仕方ないよなー」「最悪、大政奉還して、幕府やめちゃえばいいか」くらいでやってくほうが、結果的に良い世の中に、自分の使命を果たせていくことになってくんじゃないの。

もし、あなたが今やりたいことがあるんだったら、「あなたはその星の下に生まれた、それしかできない人なんだから頑張りなさい」と言ってあげたいですね。もうね、あなたはあてがわれたピースだから、逆に言えばあなたというピースがいなければ、そのパズルは完成しないんだからそこでしっかりハマりましょうね、みんなのために。ていう話じゃないですかね。だから、みんな唯一無二なんですよ。

もうやるしかねえんだよ、TIDEだって革の家で生まれたんだから。良い革製品作らなきゃいけない使命ですよ。でも、その使命の中で、色々できるじゃないですか、挑戦って。挑戦は、自分ができる範囲内でやるものがいいですよ。他に手を伸ばして成功する可能性もあるけど、それはただの偶然。

もうね、生きてるだけで十分挑戦です。だって明日生きてるかわかんねえんだから。
それめちゃくちゃ感じるよ、もう俺だって足が肉離れでボロボロになってんだから(笑)

—— 本日は色々なお話をきかせていただき、ありがとうございました!

おう、またね!

TIDE内海(写真左)と柴田さん(写真右)でTIDEアイテムを囲んで

→ 【前編】を読む

アンタッチャブル柴田さん着用アイテム

ZIPPER WALLET Ivory Custom

唯一無二の存在感。大きめの長財布です。
両面の柄が異なるため、どちらから見ても美しい仕上がりになっています。

スマートフォン、パスポート、シガーなどが無理なく収まるように設計されており、ミニクラッチのように使用することもできます。

重厚感としなやかさを兼ね備えた、TIDEらしい一品です。

※こちらの商品はオーダー後の生産となります。

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Profile

柴田 英嗣(しばた ひでつぐ)

静岡県出身、お笑いタレント・お笑いコンビ「アンタッチャブル」のメンバー。
第4回M-1グランプリ優勝。
フジテレビ「志村友達」「アンタッチャブルのおバカワいい映像バトル~動物VS人間~爆笑動画174連発」など多数のテレビ番組やラジオ番組に出演中。趣味・特技は、麻雀、動物検定3級(動物雑学)、動物園めぐり(好きな動物はカバ)、ダイビング、スポーツ全般(野球・サッカー・ビリヤード)、ダーツ。